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Kenko Zeta ワイドバンド C-PL フィルタ購入!!

こんにちは、今日は Kenko の Zeta ワイドバンド C-PL という偏光フィルタを購入したお話です。
偏光フィルタとは、特定の波長の光をカットする事で被写体の反射を抑えたり、太陽光で色が白っぽくなるのを防いでコントラストを高めたりしてくれます。一般的には PL フィルタと言われ、円形で回転枠が付いているものを円偏光( C-PL = Circular PL )フィルタと言います。
今回は、手持ちのレンズに合わせて 52mm と 62mm 径のフィルタを購入しました。

52mm 径のレンズは 18-55mm のレンズにつけたりして風景のコントラストを高める用途に、 62mm 径のレンズはマクロレンズに付けて花や緑を色鮮やかにする用途に使おうと思います。

Kenko 52S Zeta ワイドバンド C-PL
Kenko 62S Zeta ワイドバンド C-PL

使い方

C-PL フィルタはフィルタ本体をレンズにねじ込んで装着したら、フィルタの最前面にある回転枠をくるくると回して使います。ファインダーをのぞきながらフィルタを回して、反射がなくなったところや、色が一番鮮やかになったところでシャッターを切ります。
PL フィルタはその特性上、入射する光がいくらかカットされますのでシャッタースピードは遅くなります。手ブレには注意ですね。
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PL フィルタの Before & After

PL フィルタを使うと、具体的に何がどう変化するのかを分かりやすくするために Before & After 形式で写真を撮ってみました。参考にどうぞ。

これは、光沢のある机の表面へのコップの写り込みを消しています。他にも、照明の反射などが邪魔な時も消す事が出来ますね。

こちらは、水面の反射を取り除いてみました。水面は意外にキラキラと反射して白い像になりますので、水中の生き物を撮る時や写真の構図に水面を入れる時には厄介者になります。そういう時でも、 PL フィルタを使えばきっちりと取り除く事が出来ます。

この3枚の写真では、一番上がフィルタを付けていない時、真ん中がフィルタの効果が弱めの時、最後がフィルタの効果が最大の時です。
こうやって見ると、フィルタを付けていないと木々の葉っぱの表面に太陽光が反射して葉っぱが白っぽくなっていますが、 PL フィルタを使って徐々にその反射を取り除いていくと緑の濃さをはっきりと写す事が出来ます。しかし、あまりその効果を強めすぎると逆に緑が主張しすぎてうるさくなりますのでちょうど良い具合を見極める必要があります。

こちらも上の3枚と撮り方は同じです。
やはり、緑をいきいきと表現する事が出来ますね。夏の緑はどうしても、太陽光の加減から白っぽく元気がなさ気に見えてしまうのですが、 PL フィルタでコントラストを高めると新緑のころの元気さが戻ってきた感じがします。
また、後ろの木塀の色もフィルタの効果を最大にした時には肉眼で見た状態に近い色になります。
この事からも、 PL フィルタは記憶色の再現にもちょっとは役立ちそうだと思いました。

いろいろ

池の縁に止まったシオカラトンボを撮ってみました。水面の反射を取り除いたので、背景がうるさくなくて主役のシオカラトンボに意識を集中させる事が出来ます。

これは、ちょっと記憶色からは離れるのですがヒャクニチソウの色をギラギラのこれでもかというほどに強めてみました。これも PL フィルタの効果です。実際ヒャクニチソウは鮮やかなのですが、この写真ほどではありません。

今年種をまいて、遅ればせながら咲いた桔梗咲きの朝顔です。ピンクと紫の色があって、控えめできれいだと思います。 PL フィルタを使った事で、色がよく出てキレイに見えます。
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まとめ

写真の表現上ちょっと邪魔になる光の反射や、ホントはもっと鮮やかなのに白っぽく写ってしまうコントラストの低下などには抜群の効果を発揮すると思う。しかし、あまりにも効果を強めすぎるとそれはリアリティのない写真になってしまい逆効果になる事もあるので、程々を見極めて使うと良いだろう。
Kenko 52S Zeta ワイドバンド C-PL
Kenko 62S Zeta ワイドバンド C-PL

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